Chef

シェフから皆様へ

 

美味しいものって、一瞬で人を幸せに出来る 魔法の様なものだと思っています。

 

人は美味しいものを口にすると、自然と笑顔になりますね。

お店でも、料理が美味しいとテーブルの会話が弾み、皆さんが笑顔になります。

心からの笑顔は人を元気にしますし、幸せな気持ちにさせてくれます。

 

そういうお客様の幸せそうな笑顔を見ると、私達もつい笑顔になってしまいます。

そんなお客様との笑顔のキャッチボールが、レストラン業の楽しみだと思っています。

 

ですからサヴールでお出しする料理は、お客様がひとくち口に入れた瞬間、

「美味しい…」 と、つい笑顔になってしまうような、

そういう料理を目指しています。

 

昨年7月から3か月間、お店を閉めて休養を取りました。

その間、私達が本当にやりたいこと、

そして【北海道のフランス料理】とは何かを、改めて見つめ直しました。

 

東京や海外で食べるフランス料理ではない、北海道ならではのフランス料理とは。

 

神奈川や東京で修業し、都会から移り住んだ私が感じる、北海道の素晴らしさ。

それは、季節感がはっきりしていて土地の温もりを感じるところ。

厳しい自然に囲まれている分、人が優しくて、時間の流れが緩やかなところ。

そして生産者の意識が高く、レストランと彼らがとても近い存在であるところ。

 

その道内各地の意欲ある生産者とつながり、

彼らから届くユニークで質が高い力ある食材を用い、

生産者や食材から刺激を受けて料理出来る私は、料理人としてとても幸せです。

 

この環境に感謝し、その大切な食材の持ち味を活かした料理にする。

 

見た目やサプライズ・軽さ重視の流行りを追った料理からは感じられない、

修業時代に感じた、フランス料理ならではの ” 香り立つ豊かな味わい ” 。

 

科学者が作ったような難解な料理(?)、頭で考え 頭で食べるような料理ではない、

「美味しい…」とつい口に出てしまう様な、

笑顔が生まれる本質的な美味しさ。

 

都会の尖ったセンスや、美食の寄せ集めではない、

北海道らしい ほっとする様な、季節感や温もり温かさを感じさせる料理。

 

それが、私の目指す【北海道のフランス料理】です。

 

北海道ならではの、季節と温もりを感じるフランス料理。

そして、美味しさという幸せ。

サヴールで、心温まるひと時を 皆様にご提供出来ますように。

 

 

 2018年1月      

オーナーシェフ 金田 二朗      

 

シェフ略歴:1970年12月25日生まれ 神奈川県横浜市出身。

小田原ステラ・マリス、箱根オー・ミラドーを皮切りに、料理の道へ。

勝又 登氏の下、生産者とつながり、その素材から土地と季節を表現した料理を学ぶ。

1998年 渡仏。

オーヴェルニュ、ラングドック、ブルゴーニュ、ブルターニュ、ロワール、パリにて、
1つ星から3つ星レストランまで、フランス各地の星付レストランやパティスリー等、
10件余で修業。

2008年 札幌の有名店「ル・ヴァンテール」(現在閉店) オープンより、
4年間シェフを務める。

北海道の素晴らしい食材を、フランス料理ならではの美味しさで、
お客様に料理を通して幸せなひと時を味わって頂けるよう、
2012年4月2日 サヴールを開業。